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DAIDO STORY

保険が起こした奇跡。
20年の時を超えて、紡いだ親子の絆。

税理士の先生方を担当する支社で勤務する私たちは、
直接お客さまとやりとりする機会はそう多くない。

「父が自分のために加入した契約の経緯を知りたい」

それは、突然の問い合わせだった。
100年以上も続く、お菓子メーカーのお客さま。
先代社長のお父さまは、すでに病気で亡くなられていた。

すぐに、担当代理店である税理士事務所へと足を運ぶ。
経緯を先生が覚えており、加入当時のことがわかった。

「動かなきゃ」

何かに背中を押されるように、
私はお客さまに連絡を入れ、その日のうちに訪問した。

「お父さまは病気がちだったそうです。
今は元気な息子も何かあってからでは遅い、という思いがあったそうです。
それで、自分はもちろんお客さまにも医療保険に加入させた、
というのが保険加入の経緯です。
病気がちという部分は似てほしくはないが、親子だから……」

保険に託されたのは、もう直接は聞くことのできない父からの想いだった。

「経緯がわかって嬉しかったです」
その言葉は、目の前にいる私ではなく、
亡くなられたお父さまに向けられた言葉のような気がした。
20年の時を超え、交わされた親子の会話。

親が子を想う気持ち。
それは、決して色あせることなく
保険を通じて届けられた。

「私は少しだけ足早に会社へと戻る。
この経験を社内のみんなに伝えたかったからだ。

「私たちの活動は、想いをつなげる仕事なんだよ」と。

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「独り」じゃない。

仕事というのは
一人だけで頑張って達成できるものではない。
いま考えると当たり前のこと。
けれど、入社して間もない私にはそれを理解する余裕がなかった。

どれだけやっても、成果が出ない。
熱意や行動力だけでは超えられない壁。
「もう限界かもしれない」。
当時の私は、負のスパイラルに陥っていた。

そんな私を救ってくれたのが、当時の上司たちだった。
成果が出せない私を責めることなく
「よし、次に行くぞ」と前を向かせてくれた。

支えてくれる人がいる。
誰かのために、こんなにも一生懸命になってくれる。

人のあたたかみに触れる中で、
ふと、ひとつの疑問が湧いた。

「これまで、仕事を自分だけのためにしていなかったか?」

もしかしたら、お客さまや代理店に
独りよがりな気持ちを見透かされていたのかもしれない。

何よりもお客さまのために。
支えてくれる人たちのために。
その瞬間から、私の仕事は劇的に変わる。

成果につながるようになったのは、それからすぐのことだった。

初めての成果を報告したとき、
上司たちは自分のことのように喜んでくれた。
今も忘れることのできない光景。
それが、私の原点にある。

そして、今。
私は課長としてこの仕事を続けている。
背中を押してくれた上司たちのように、
今度は、私が支社のメンバーたちを支える番だ。

「大丈夫、一緒に頑張ろう!」

あなたたちは、「独り」じゃないんだから。

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その遺志は、
愛する人を支えている。

「この会社がずっと続いてほしい」
「従業員を守りたい、幸せにしたい」

亡くなった社長の想いを受け止め、
社長を受け継いだのは、奥さまだった。

事業承継という会社の危機を社員みんなで乗り越えた。
そんな奥さまから、亡き夫に宛てた手紙。
そこには、私たちが支えるべき、大切な想いがあふれていた。

いつも冗談ばかり言って笑わせてくれる夫としてのあなた。
4人の子どもたちを可愛がる父としてのあなた。
顔が広くてみんなに頼りにされている社長としてのあなた。
どのあなたも、大好きでした。
「社長が大きな病気になったことがわかると、
取引先や従業員に余計な心配をかけてしまう。
だから、誰にも知られるわけにはいかない」
そう言ってあなたは、
最後の日まで、苦しむ姿を人には決して見せなかったよね。

でも、実は子どもたちには一人ひとり、話していたんだ。
あなたの気持ちを知って、みんな気づいていないふりしていたんだよ。
自分の体調がどんなときでも、
従業員とお客さんのことばかり心配していたあなた。
会社を作ったときに、税理士の先生に勧められて
みんなで保険に入ったのも、
現場に出ている従業員にもしものことがあった時のためだったよね。
その保険が苦しい会社の資金繰りを助けてくれました。
今でも従業員のみんなを守ってくれています。
本当、面倒見のいい社長だよね。

あなたのただ一つの願いは、自分でつくったこの会社が
ずっと続くことだった。
だから絶対、無理だと思ってたけど、
私、思い切って、あとを継いで、社長をやってみることにしました。
そうそう、私もあなたと同じ保険に入ったんだよ。
あなたみたいには、もちろんできないけど、
頼りないなぁって笑っていないで、ちゃんと天国で応援していてね。